基本となる3つの形態を描いてみよう~その①~球体を描く

球体
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【この記事の所用時間:約 7 分】

今回は球体の描き方を解説していきます。

球体は最もシンプルな形態の一つですし、さらに球の描き方を応用していく事によって、果物などの丸みを帯びたモチーフを描く事に繋がってきます。

難しい課題でもないため、鉛筆デッサンを始める上でまずは押さえておきましょう。

 

 

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補助線を使って円のカタチを取る

床との接地面を描く

① 床との接地面を描く

 

まず最初に球体のデッサンをしていく上で取っ掛かりとなるのは床面との接地面です。なので、まずは床との接地面となる箇所に印を付けておきましょう。

 

物体は無重力空間や飛行物でない限り、基本的には床面と設置している事になりますからね。場合によってはデッサンの課題でモチーフを浮遊させる場合もありますが、そういった条件が無いのであればモチーフが床面に接地するのは必然になってきます。

 

..少し話が逸れましたが、鉛筆デッサンをするうえでモチーフと床面の関係性というものは切っても切り離すことが出来ないので、床面に対する意識は常に持っておく事が大切です。

 

実は、正円を描くのであれば「フリーハンドで簡単に円を描く方法」の方が簡単かもしれませんが、初めは横着をせずに手順を踏んでおいた方が目を養うという意味でも良いのかなとは思います。

これはこれで楽なんですが(笑)

 

図り棒などで長さを図りつつ、球の直径となりうる箇所にアタリを付ける。

② 図り棒などで長さを図りつつ、球の直径となりうる箇所にアタリを付ける。

 

なるべく自然な形で球体を描くために、大き過ぎず小さ過ぎない球体を意識しながら描きましょう。

ケースバイケースではありますが、テニスボール大の大きさのイメージを持ちつつ、その寸法のまま紙にデッサンをすればやり易いかと思います。

 

直径を描く

③ 垂直線を描く

 

垂直な線を描く事で、球体の直径を設定します。

 

同じ長さの寸法で横の直径の線も描く

④ 同じ長さの寸法で横の直径の線も描く

 

同じように水平の線も描くことで、上下左右の幅が見えてきます。

 

線の先端から90度に円弧を描く

⑤ 線の先端から90度に円弧を描く

 

曲線は描きづらいので、一本の線で描くのではなくて細かな線を何本も重ねながら描いていきましょう。

 

円を描く

⑥ 円を描く

 

同じような作業をし、円を描いていきます。

この時点で若干線のゆがみが見えてしまいますね。苦笑

カタチのゆがみが無いかを、この時点で見ておきましょう。一呼吸置く事で客観的に見る事が出来ます。

 

補助線を消す

⑦ 補助線を消す

 

球体の線が描いた後、補助線を消します。

これでひとまずは球体のカタチを取る事が出来ました。

 

 

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影の描き方を意識する

カタチを取り終わったので、今度は球体と認識が出来るように陰影を追いながら描いていきます。

球体の影の落ち方は下の図を見てイメージしてもらえると幸いです。

 

球体の影の落ち方

⑧ 球体の影の落ち方

 

やや大味な図ではありますが、床面に落ちる球体の影というのは楕円になっています。

もっとも、強烈な光を当てないとこのようにくっきりと影は床面に投影される事はありません。普通の自然光であれば影の輪郭がぼやけてくるので、床面と接地出来ている事を意識しながら多少ごまかすことが出来るので、そこまで気にし過ぎるほどではありません。

 

球体の影を描く

⑨ 球体の影を描く

 

球体と接地面の影を薄く描くと、このような感じになります。

 

回り込みなど、球体を意識したデッサンを心がける

球体を描く

⑩ 球体を描く

 

光が当たっている部分をイメージしながら影を描いていきます。

 

⑪ 光の当たる箇所

⑪ 光の当たる箇所

 

ハイライト(光が一番当たっている部分)は一番明るいので、ほとんど白に近い状態です。その部分は紙の白を残しつつ、影の部分を追っていきます。

 

また、光が球体に当たる事によって、床面から物体に反射する光が存在してきます。なので、ちょうど照り返した部分は影の一番黒い箇所よりも気持明るめにしておきます。

 

球体を描き込む

球体を描き込む

 

ハイライト・影・床面からの照り返しを意識しながら描き進めていきます。

床面に球体が設置している事を頭から離さずに、常に意識しておきましょう。

 

仕上げる

球体のデッサン

球体のデッサン

 

光が当たっている事を意識しすぎてしまったせいか、球体の影の部分がやや濃くなってしまいました。

自然光ではここまで影は黒くならないので、さらに手を加えて調節をしていきます。

 

完成

球体デッサン完成

球体デッサン完成

 

先ほどは光が当たっている箇所と影の箇所がきっぱりと別れてしまいましたが、その境目をぼやかしてあげる事によって、自然な光が球体に当たっているように描く事が出来ます。

影を意識するあまり、明暗がきっぱりと別れてしまう傾向があります。

なので、一度冷静になった上で、客観的な視点で今一度自身で描いたデッサンを見直してみましょう。

 

まとめ

球体のデッサンについては以上です。

細かい指摘等があればまた後日追記していきますが、今のところ特に問題なく見れるかなと思います。

 

 

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