繊細な性格で生きるのが辛い。日本人の2割以上が遺伝するHSP

繊細すぎる人

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「自分は人の言動に敏感になりすぎて疲れてしまう」

 

そんな風に思った事はありますか?

 

ストレスの多い現代社会において、ストレスから身を守る為には自分に対しての害のある情報や声にいちいち反応していたら身が持ちません。

ある意味、神経の図太い人にとってはそう大して影響はないのかもしれませんが。。

 

ただ、とは言え感受性というものは生きていく上で育まれていく部分もありますが、そのほとんどは持って生まれたものだとされています。

僕自身、思い当たる節があったのでネットで調べていた所、そういった過度に敏感な症状があるのだという事が分かってきました。 

 

今回は、そういった気質についてまとめていきたいと思います。

 

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そもそもHSPとは?

HSP(Highly Sensitive Persons)は「敏感すぎる人」と訳します。

精神科では「過敏性症候群」と言う医師もいるようです。2000年にエイレン・N・アーロン氏が著書、「ささいなことにもすぐに動揺してしまうあなたへ」で提示した概念です。

『私の中の森』過敏性症候群-についてより引用

 

HSPの人は感受性の高い人の事を指し、その敏感すぎるがゆえにしなくてもいい気苦労をしてしまいます。

アメリカでは5人に1人がこのHSPという症状であると言われていますが、人の目を気にしがちな我々日本人はHSPの人の割合がもっと多いとも言われているようですね。

 

また、普通の人に比べて感受性が強く非常に繊細な感性を持っているため、周囲の雑音や物音に対しても敏感に反応してしまうと言われています。

HSPの人はその特性故、些細な事にまで気にしてしまい気苦労が絶えないかもしれませんが、逆に言ってしまえば人が気づき得なかった物事に対して事前にキャッチする能力を発揮しますので、芸術家・研究職などといった分野において活躍が期待できる人も多いとされています。

 

僕個人にも当てはまる事ではありますが、交通量の多い地域を訪れたり、コンサートやイベント会場といった人が集まる場所。巨大な建造物の内部に入った際に一気に押し寄せてくる不安であったりと、特に人が集まる場にいるとふと緊張してしまう自分が分かってしまう程です。

 

ただ、極端な場合ですと引きこもりやニートになってしまう場合もあり得るので、そうなってしまう前に対策をしておいた方が良いかもしれません。

タフであり、かつスピードが要求される現代においては、やはりHSPである事によって不利な状況に立たされる場面が多くなってしまいますからね。

 

【参考記事】

人生に絶望して落ち込んでいるときにやっておきたい7つの項目

 

 

敏感すぎて、周囲の変化にいち早く気がついてしまうというのがHSPの特徴でもあります。

そういった特性を上手く使っていかないと、周囲から誤解されたまま過ごす事になってしまうので注意が必要です。 

 

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HSPの人はネガティブなレッテルを貼られやすい

クラゲ

クラゲ ネガティブ

 

行動力があってハキハキとしている人の方が一般的には良いとされています。 

社会全体を見渡してみると、外交的な人を中心として社会が形成されている事もありますし、積極的で活動的である人の方が良い印象を持たれやすくなっています。

 

逆に内向的でボソボソとした話し方であるが故にネガティブな印象を人に与えてしまい兼ねませんし、それだけで損してしまう事にもなってしまいます。

 

バイトの面接・入社試験などでも言える事ではありますが、うつむき加減でぼそぼそと話す事は良いイメージを持たれにくいですからね。

周囲の変化に敏感であるが故、そういった情報から身を守る為に無意識になされている事もあるようです。 

 

繊細な人には生きづらい世の中

生き辛い

感受性が高く生き辛い

 

繊細で敏感すぎるが故、些細な事でも落ち込みやすくなってしまいます。

こういった方に

 

「ちゃんとやれ!」

と訳の分からない精神論を諭した所で、持って生まれたものなので役に立つはずはありませんよね。 

 

「やる気が足りない!」

といったものなどは、もはや論外です。

 

やる気はあっても受け取る情報量が多すぎるので、それらを処理していくために膨大なエネルギーを使ってしまうのです。

一人で居る事の方に喜びを感じる人が多いとされます。

 

【参考記事】

生真面目な性格の人が陥りやすい「アパシー」という症状

 

HSPは持って生まれたものなので、悪いものでは無い

HSPとしてある以上、一般的には中々理解がされないような傾向でもあるように思えてしまいます。とはいえ、生まれ持った性質であるが故そういった特性というものは中々変えられないものでもあります。

それに全体から見たら少数派ではありますが、HSPである特性を生かしていく事によって、ネガティブとされていた部分を補っていく事も出来てくるでしょう。

 

事実、研究職など注意深く観察しないと知り得ない情報やヒラメキによって後の人類に対して大きく貢献する事にもなり得てきますし、医学に役立てていけば新薬の開発に貢献する事で生かされる命もありえるからです。

芸術の分野においても、作品を通して作者の繊細な感性に触れる事で新たな気付きを得る事にもなり得てきます。

 

内向的な精神エネルギーを昇華していく事で世の中の役に立つものとなり得てくるため、必ずしも悪いとは言いません。むしろ、上手く活かせる道を探っていく事によって、見えてくる世界もあります。

 

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HSPの人の特徴

上記でも触れましたが、HSPである人の特徴についてまとめました。

 

高すぎる感受性を持っている

クリエイティブ

創造力に溢れている

 

クリエイティブな仕事をしていく上で、高い感受性を武器にしていかない手はありません。

 

人が気付かなかった事にも反応する事が出来るので、それを形作っていく能力が必要になってきます。

そういった時に色々と気付けるような感性を持っているととても役に立っていきます。
 

それが、本当に役に立つものであるとしたならば、積極的に発言、あるいはSNS上で公表していく事も良いかもしれません。 

 

非常に創造的である

クリエイティブ

クリエイティブな絵

 

一方で、HSPの方でも良い面というものがあります。それは高い創造性を持ち合わせている事です。

 

創造性といっても、なにも芸術的な才能を指すのではなく、身の回りにある物事を創意工夫していく能力があるという事です。

 

料理でも身の回りの掃除でも何でも良いのですが、
 

「ああしたらもっといいんじゃないか」

「このやり方の方がもっと効率的に事を運べるんじゃないか」

 

 など、他人が中々気付かなかった物事を見つける事が出来ます。

 

内向型の人の休み方

人は皆、外交的な部分と内向的な部分を有しているため一概には言い切れない所ではありますが、性格が内向的な傾向の場合、一人で居られる時間というのが何よりも気が休まるものであります。

外交的な人の場合は外からによる刺激によって充実感や刺激を得る事でストレスのはけ口にもなり得てくるかもしれませんが、内向型の人にとっては騒音となりやすく、逆に気が落ち着かなくなり兼ねません。

 

僕自身、エネルギーを充電するという意味では皆とワイワイとやるよりも、カフェなどで一人でゆったりとする時間の方がやはり落ち着きます。

たしかに皆で騒がしくする事も楽しいとは思えますが、エネルギーを充電するのでは無くむしろ発散させるものでもあると思えるので、終わった後に逆に心労が増えてしまう事の方が多く感じられます。

休日には一人でゆっくりとしていられる時間というのを確保して心身の充実を図る事が良いです。

 

繊細すぎて敏感な人の天職

繊細な人の仕事

繊細な人の仕事

 

繊細すぎる人は、言うなれば人が配慮しきれなかった箇所まで目が行き届いてしまいます。しかし、逆にいえばそういった所を利点として捉えていく事が天職を見つける際に役立ってきます。

たとえば、芸術家という職業は内向性を必要とするので、一人で物思いにふけりながら考え事をする必要があります。

 

かの有名な芸術家であるピカソも

 

「孤独がなければ、優れた作品は生まれない」

と、語っているほどです。

 
制作をする過程でイメージを膨らませる際に、外界からの情報を一度遮断していく必要があります。こういった独りになれる時間がないと、考えがまとまりにくくなってしまうからです。

繊細な人にとっては尚更、その情報量が多くなってしまいます。必要の無い情報までもが入ってきてしまうので、意識を集中させる必要が出てきます。

その高い創造性を高尚なものを造り上げていく為には孤独になれる時間というものが不可欠となっていくのですね。

 

とはいえ、こう言ってしまうのも何ですが、多くの人はピカソのような芸術的な感性を持ち合わせていません。

また、繊細であるが故に自身が持ち合わせている能力に気づかずに劣等感に苛まれてしまう事にもなり兼ねません。

 

なのでその場合、人と関わったり衝突する事に対する何らかの恐怖やトラウマを抱えていた場合、人と接する必要が無く生きていく方法も必要です。

やはり人間は一人では生きていけないので何かしら人と関わりを持って生きていかなければなりませんが、可能な限り一人でいられる時間が欲しい所なのかもしれません。

 

例えば一人で出来る仕事であれば極力人と接する必要がありませんし、人に対して極力気を遣う必要も無くなってくる事でしょう。

更に生きていく為に必要な『お金』を得る事も出来る為、まずは出来る事から始めていきたいですよね。

 

自分に合う仕事は見つかる?

日常のあらゆる事に敏感であるならば人間関係においても場合によって当てはまるもの。

特に敏感な人は、他人とのちょっとしたズレや衝突までも恐れてしまう傾向があります。

 

その為、場合によっては職場環境や周辺環境を変える事で改善されてくる事もあるでしょう。

現在勤務している場合、いきなり今勤めている会社を辞めてしまって食べていけなくなってしまったら元も子もありませんからね。

自分が生きやすい環境で働くためにも、まずは自分の適している能力を知る事が出来るサイトから始めてみると良いでしょう。

 

▼関連記事

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まとめ

物事に敏感すぎて苦労している方にとって、少しでも希望になれるようになればと思いこの記事を書きました。

あなたの心が少しでも和らげる事ができれば幸いです。

 

 

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「好きな事を気ままに」をモットーに日々を生きております。美大を卒業後、現在はブログでの生活を模索中。ブログと同時進行で絵の制作もしております。このブログでは、絵の描き方についてであったり、なるべく自分がやりたい事をやって生きていく為の方法について書いています。最近は日本の文化・行事についても興味があります。これを読んでいるあなたに、何かしら参考になる記事があれば幸いです。