2015/06/04

「アリとキリギリス」から解釈する「働く」という事について

 

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【この記事の所用時間:約 6 分】

イソップ童話でおなじみの「アリとキリギリス」をご存知の方、多いと思います。
最近は分かりませんが、子供の頃にこの物語を読み聴かせてもらったのではないでしょうか?

 

軽く内容をおさらいすると、アリさんのように夏の間にせっせと働く事で
寒い冬を乗り切る備えを怠ってはならないというものです。
一方でキリギリスさんは昼は寝て過ごし夜になるとバイオリンを弾きながら
遊びほうけていたとされていますね。

そこで、食べ物が豊かに実っている時期に食料を蓄える事を怠ったキリギリスは
冬になって食料にありつけずに凍え死んでしまう..

そんなストーリーになっています。

 

この話について調べた所、元を辿ると産業革命の時代まで遡るとされております。
王族や貴族を除いて一般市民は働く事を強要されてきました。

文明の発達していなかった時代というのは、
単に人間の労働力に頼らざるを得ない箇所がありましたし、
「働く」という事は人間が存在していた太古の昔から
奴隷を働かせる事からなんら変わってはいないんです。

この物語はいかに勤労の大事さについて説いているストーリになっているんですね。

働く事って大事なの?

働く

 

 

この問いに対して、NOと答える人はあんまりいないと思います。
だって働かないとまず食っていけませんし笑。

働かなくても生きていける人は実家が裕福であったり、
人に養ってもらえる事が出来る状態にある人に限ってしまいます。

なんだかんだ理想を言った所でお金を得る事は必要ですし、
お金を得る為には手っ取り早く働けば良いだけの話です。

 

ただ、「働き方」という事に関して言えば
それに異を唱える人は一定数いるはずです。

少なくとも今の時代、文明が発達し、モノがありふれている時代ですので
少なくとも産業革命の時代のように「働かない事=死」に直結するという事は
ほとんどありません。

 

極端な話、世間体や恥を捨てて生活保護を受給出来さえすれば
生きていくという点においては保証されている事でもあります。
(もちろん、それは最後の切り札として取っておくべきですが…)

少なくとも日本に限って言えば、「明日食べるものが無い」
って事はほとんどないと思います。

 

なんだかんだ「お金がない」とは言うものの、
最低限生きていけるだけの保証ってものは備わってあるんですね。
もちろん、過労死や精神病といったものなどの先進国ならではの問題はあるのだとは思いますが
物理的に食べていくという意味で苦労する事はそうそう無いです。

 

現代版「アリとキリギリス」はこうなっている

時代が変われば、これまで語られてきた寓話にも多少の変化が現れてきます。
たとえば、「アリとキリギリス」の場合で言うと、

 

 

同じく春はアリさんは働き、

キリギリスさんも先ほどと同様にバイオリンを弾きながら遊んでいます。

 

そして、案の定キリギリスさんは冬になると食料にありつけず、餓死してしまいます。

一方、一生懸命働いたアリさんは過労死のため、亡くなってしまいます。

 

 

…っていうお話です。

正直、現代版は笑えない話になっていますね苦笑。
救いが無いっていう時点でバットエンドにしか成り得ないという事ですね。

実際に日本において一時期少し減ったものの、年間約3万人の自殺者がいます。
(実際には18万人にのぼるとか..)
これは過労死の割合もかなり含んでいるので、
いかに日本人が働き過ぎなのかについて物語っているんですね。

 

日本人=勤勉

 

というイメージを海外からは持たれやすいように、
働く事が尊いというまさにこの物語に登場するアリさんと被るんですね。

あなたは現代版のアリさんのような人生を送りたいですか?

 

まとめ

小さい頃、何気なしに聴いていた童話によって、
知らず知らずのうちに意識下に刷り込まれている事があります。

今回の例は「アリとキリギリス」のお話でしたが、
他にも今考え直してみると色んな発見があるかもしれませんね。

ただ、そうした物語も時代によって変わってくる事は必要です。

追伸

余談になりますが、どうやらこの物語には未来版があるようです。

 

春は同じくアリさんはせっせと食料を運び出し、
時同じくしてキリギリスも一日中バイオリンを弾いていました。

 

そして冬がきます。

 

 

アリさんの家には食料が沢山あります。
一方、キリギリスさんには食べるものがありません。

 

そこで、キリギリスさんはアリさんに食料を分けて貰うべく、
アリさんの家に訪ねにいきます。

 

すると、アリさんはそんなキリギリスさんを見て

「キリギリスさん、あなたの奏でたすばらしい音楽のおかげで
我々は癒し、励まされて効率よく仕事を進める事ができました。
ありがとうございます。

冬の間、外は寒いので家の中でバイオリンを奏でてください。
そのための住む家と食べ物を差し上げます」

 

そうして、めでたくアリさんもキリギリスさんも仲良く
暮らしましたとさ。

めでたしめでたし。

 

 

 

と、なっているようです。

 

..どうでしたか?
人によってはいかにお花畑かに見えてしまうかもしれませんよね。

 

「そんなの理想論だ!」

と、言ってしまえばそれまでなんですよね。
詭弁だと指摘されても仕方の無い事ではあるんですね。

 

ただ、一つ言える事はどういった未来を創っていきたいか。

 

結局、それに尽きてくるのだと思っていますね。
出来ると思うのであれば創っていけば良い訳ですし、
無理だと諦めてしまえばそれまでですし。

それは自分次第となってくるんですね。

 

最近は海外の情勢などを見ていると、どうも話が通じない人間も中にはいますが、
それゆえ、強い思いを持ち続けていく事が大事なんだと思いますね。

 

あなたはどのような未来を創っていきたいですか?

 

最後になりましたが、参考にさせてもらったサイトを紹介させてもらいます。

ヒーリングルーム愛

 

 

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Comment

  1. Kojilaw より:

     現代版の続き。
     アリさんは、過労で亡くなるのですが、キリギリスは生活保護をもらって楽しく暮らしました。アリさんが、死ぬまで働いて税金を納めてくれた御蔭です。
      世の不条理を説く、悲しい御話です。

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