在宅でかつ一人で仕事が出来るという事は、人と接する事が苦手であったり、何かしらの事情によって外で働けなくなってしまった人にとっては一見してみたら良いかもしれません。
それにある程度自分のペースで仕事も進める事も出来ますし、向き不向きもありますので、一人での作業が向いている人にとっては仕事も捗る事でしょう。
どちらかと言ってしまえば男性の方が一人好きかもしれませんが、人によりきりなので一概には言えませんよね。
今回は、一日の半分以上を家に居ながら籠りつつ、仕事や生活をしている身として感じた事をまとめておきたいと思います。
何かしら共感を得てもらえたり、これから在宅で仕事をする予定の方に少しでも参考になり得てもらえると幸いです。
<スポンサーリンク>
メリット
人に気を使わなくても済むので気が楽
人と歩調を合わせてたり、チームワークを要する場合、何かと人に気を使ったりする必要があると思います。
自分ではそんなつもりが無かったとしても、自分の行動によって人からマイナス評価をされてしまうという残念な結果になり兼ねません。
ですが、在宅で仕事をする場合、人と歩調を合わせずに自分のペースで黙々と出来る為、周囲からのマイナス評価を下される事はありません。(正確に言えば評価をする人が居ない)
人と作業するよりも一人で作業をした方が効率が良いものだと感じてしまうようになると人付き合いが煩わしくもなりますからね。
自分のペースが保たれる
個人的に言ってしまえば、制作中は自分の世界に入ってしまうという事もあるので、「出来れば人に話しかけられたりして作業を中断されたくない..」という思いはあったりします。
時と場合によっては不機嫌になってしまう事も。。
フリーランスの場合、メールやチャットでのやり取りが主になってくると思いますので(クライアントや案件によっては電話での対応も)、自分のペースをひどく乱されるという事は無いと思います。
仕事に関して話を進めていく必要がありますが、淡々と仕事をこなしていけば特に問題は無いと思います。
休みを自由に決められる
納期までに仕上げるような案件であれば、期日までに仕上げればよいので、打ち合わせ等を除いて好きにスケジュールを組む事が出来ます。
会社勤めであれば普通は日曜祝日が休みとなっていますが、フリーランスの場合は平日に休みを設ける事も可能です。
もっとも、納期が近づけば休みを取れるような日はなくなってしまうかもしれないですが、時間的な自由はあるのかもしれません。
人と足並みを揃える必要が無いため、サクサクと仕事が捗る
「自分一人で作業した方がはかどるんだけどなぁ…」
そういった思いが強いと、人と足並みをそろえる事はおろか、協力して仕事をしていく事にあまり意味を見い出す事が出来なくなってしまうのかもしれません。
このような場合、チームで仕事をするよりも一人で仕事をした方がパフォーマンスは高いかもしれません。実際に、有能な人であれば十分な成果をあげる事も可能でしょう。
子供・ペットが家に居る場合、緊急時でも対応が出来る
まだ小さいお子さんであったり、犬や猫などといったペットを飼っている場合、何かあった時にすぐに対応する事が出来る事が在宅ワーカーのメリットとも言えます。
子供が留守中に事故を起こしたというニュースも聞きますので、まだ物事の分別が分からぬうちは出来るだけそばにいてやる事が事故防止にも繋がります。
<スポンサーリンク>
デメリット
人と会話をする機会が極端に減る
家で仕事が出来るのは良いとして、「気づけば一日中誰とも話さなかった」というような日はよくあります。。
実家で暮らしていれば家族と会話する機会があると思いますが、一人暮らしであれば全く喋らない日は珍しくないかもしれませんね。
メールなどの文章を打つスピードは上がるものの、会話のスキルが落ちてしまうのでどうやって人と接して良いかも時に分からなくなってしまう。。苦笑
ただ、会話をしたい人とだけでも話す事が出来る環境があれば、少なくともそれだけでも精神的にはずっと楽になってくる事だと思います。
全ての責任を自分で背負う事となる
やはり一人でやる仕事と言うのはチームで仕事を進めていく事と比べてみると、周りからのサポートを得にくい、あるいは得る事が出来なくなってしまいます。
ほぼ全ての仕事を一人でこなさなくてはならないので、自分がミスしても自らがフォローしなくてはなりませんし、万が一病気やケガなどで仕事が出来なくなってしまった場合、当然ながら報酬もゼロとなってしまいます。
会社員であれば給料が減給されるだけかもしれませんが、フリーランスとして個人で仕事をするとなると、全責任が自分に圧し掛かってきてしまいます。
自分で時間を把握・管理しなくてはならない
家で一人で仕事をしていく際、時間の管理も自らこなしていかなくてはなりません。時給ではなくほとんどが歩合制なので、納期までに間に合わなかった場合、報酬はもらえず次の仕事を見つけていく事も難しくなるかもしれません。
そういった場合、時間を自ら管理出来るようでいないとやはり厳しい事です。会社勤め・フリーター等をしていく以上にキチンと管理できるかどうかは重要になってきます。
表情が硬くなる
表情筋を動かさないと顔が強張ってきますよね。。
在宅で仕事をするとなれば、今の時代ですと恐らく大半はパソコンを使った仕事をする事がメインとなってくるかと思われますが、画面と睨めっこする時間が長いので、それに比例して無表情でいる時間も長くなります。苦笑
漠然とした将来の不安が襲ってくる
一人で生きていける事は出来たとしても、それが今後も同じように出来るかどうか分からない所もあります。
そもそも機械化が進むことで今後10年で人間が出来る仕事の多くを奪う事になってしまう可能性もあるので、仮に今一人きりで上手くいけたとしてもその後も上手くいく保証はありませんからね。
といっても、これは一人で仕事をしている人に限らず、会社勤めをしている人らにも言える事ではありますけどね。
会社が傾いて倒産してしまう例も後を絶ちませんし、仮に今就職して勤めているとは言え、先の事は誰にも分かりません。
なんとか就職にこぎ着けた会社が「実は過労死ラインすれすれのブラック企業だった!」という事も十分にあり得ますし、何とも言えませんよね。
フリーランスの場合、福利厚生やボーナスが無いといったものが無いですし、自分の実力を頼りに世間の荒波を乗り越えていかなくてはならないので、そういった不安は会社勤めをしている人に比べたらあると思います。
ただ、よくよく調べてみたらフリーランス向けの福利厚生サービスもあるようですし、実はそこまで思い詰める必要も無いのかもしれません。
たとえば日本最大級のクラウドソーシング【クラウドワークス】のようなクラウドソーシング系のサイトなど、フリーランス向けの独自の福利厚生サービスを提供しているものもあります。
とは言うものの、福利厚生を利用するにもそれぞれ条件があるようで、例えばクラウドワークスの場合、「毎月3000円以上の報酬を3か月連続で得ている」といったシンプルな条件といったものです。
他にもBizseek であったり、各地域の中小企業勤労福祉センターでも加入する事が出来たり、保険やクレジットカードによる福利厚生サービスを受けられるようです。
より詳しく知る為には色々と調べてみるのも良いかもしれませんね。
まとめ
今回は在宅でする仕事のデメリットを少し強調してしまいましたが、やはり人や時間に縛られたり周りからのしがらみが少ないという点では快適に過ごす事が出来るかもしれません。
一人で仕事をするというのは人によってはメリットの方が多いかもしれませんが、一方でデメリットも際立ってきてしまうので、自分に合ったワークスタイルを確立していけると良いですよね!
関連書籍
<スポンサーリンク>