2017/03/07

海外ではミクストメディアが主流?今後現代美術はどこへ向かう?

 
アート

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【この記事の所用時間:約 9 分】

先日、銀座のギャラリーにて、少人数でのグループ展を無事終える事が出来ました。

コチラがその展示風景です。

↓ ↓

 

計5点。

グループ展の展示テーマが「モノクロ」だったため、単色の表現で各々の作品の表現をしていく展示となっておりました。

過去に展示した作品も飾って良いとの事でしたので、卒業制作で描き上げた作品も含め、飾らせてもらいました。

 

ちなみにセピア調のものはボールペンで仕上げましたが、それ以外は水性のペン(※耐水性)を使用しております。

 

そして今回の展示用に描き上げた作品がコチラ。

どん。

(A2サイズ ペン 2016 タイトル「街」)

 

恐らく今まで描いたものの中で一番時間がかかったものだったと思います^^;

この絵を最初に描き始めたのが2月の頭でして、展示の直前まで描き込んでいたため、完成するまでに約5か月という期間を要する事となりました。

 

搬入ギリギリまでかかってしまうのは悪いクセ。

頑張ってみてはいるものの、もう少し余裕を持たせておけるようにはしておきたいですね(- -;)

 

 

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初めての展示で分かった事

なにぶん学外では初めての展示という事もあり、作品設置はおろか、キャプションやステートメントなどの表記方法なども良く分かっていないままやらざるを得ませんでした。

「作品を展示してハイ。終わり!」ではなく、より作者と閲覧者との距離を近づけるためには今後こういった所にまで気を使う必要があるのだと思わされました。

 

来場者の方の動向を見る限りですと、作品だけでなくプロフィール等も観る方が意外にも多かった印象でした。

観る側と展示する側とではまた違った視点を知る事が出来るため、新たな発見をする度に新鮮な気持ちにさせられましたね。

 

で、展示が終わった後、出展した方々や画廊のオーナーらを交えて簡単な講評会をしておりました。

講評会と言っても、作品についてそれぞれの感想・意見を投げかけたりするようなものでして、雑談に近かったため特にこれと言って緊張などはしませんでした。

 

一応テーマがモノクロという最小限の色数での展示であったため、おおかた技術勝負になってくるとは予想していました。

なので恐らくは細密画などの繊細な表現であったり、水墨画のような表現になってくるのだと思っておりました。

 

表現方法は予想通り単色での細密な表現が多かったですが、和紙を用いて表現するなど、紙にこだわりを持っているやり方もあったのが良い意味で期待を裏切るようなものもあったのが面白かったですね。

 

今後のアート市場について

オーナーを交えての会話の中、頻繁に出てくる言葉は「現代アート」という単語。

やはり作品を販売する以上、現代における美術のあり方というものに対し敏感に感じ取る必要があるのだと思わされます。

 

現代アートの市場で戦っていくためにはその文脈(コンテキスト)に沿って戦う必要があります。

もちろん、現代アートの市場に参入する訳ではなく、「各々の好きな表現を追求したい」という意見もあるかと思いますが、この場では「現代アート市場の動向」について焦点を絞りたいと思います。

 

..まぁ、新参者の自分が言える事はほとんどないんですけど苦笑

画廊のオーナーの方々と話しながら現在のアート市場がどのようなものなのかが触りだけ見えてきた気がします。

 

一応、タイトルにも付けさしてもらいましたが、「ミクストメディア」といった表現方法が海外では主流になっているとの事です。

アート市場にはまだまだ疎かったので、個人的に言ってしまえばこの単語を耳にしたことはこれまでありませんでした。

 

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ミクストメディアとは?

 

もともとは20世紀初頭のダダやパピエ・コレに端を発し、既成の日用品によって構成された作品や素材を表記するときに用いる用語であった。今日では複数の異なる素材を使う場合や異なった技法を複数用いる場合に用いられることが多い。

現代美術においては絵画表現に限らず、複合技法を用いた立体作品などもミクストメディアと表記されることがある。

~Wikipediaより引用~

 

英語で言うと「mixted media」と記されるそうです。

簡単に言いますと、例えば油絵単体ではなく、キャンバスの上にその他のマチエール(素材)などを複合させ、平面だけではなく立体作品として表現する作品の事を指すようです。

版画に手彩、コラージュなどが一般的のようですが、ジェットプリンターでプリントしたものに手を加えるものもあるようですね。

 

 

アート市場では今日に至るまで「様々な技法」「様々な表現方法」が模索され続けてきました。

 

が、これだけメディアが多様化している世の中ですので、新しいアイディアと言うものが「もう出尽くしてしまっている感」が否めないとの事。

うーん、素人ながら僕自身の感想を言いますと、現代アートに関してはかなりカオス(混沌)な状況というイメージがありまして、正直やりたい放題な感じが否めませんでした。

 

もちろん、新しい作品を生み出すためには既存のものを壊してまた新たな要素を組み合わせていく必要性があると思っています。

ただその視線が目新しいものに向けられるものの、統一性の無い作品が乱立していきそうな予感はしていたので個人的にあまり好きになれないと思っていました。

 

これは僕の考え方が保守的だから?^^;

どうも奇をてらった作品やら演出やらといったものを好きにはなれず、すでに既存にあるものの良さというものを再認識していきたいという考えが頭のどこかにあるようなんですよね。

 

とは言え、既存にあるものと既存にあるものを組み合わせていく事によって新しいものを作り上げていくという事に関しては賛成であるものの、一方で異質なものと異質なものをかけ合わせる事によって統一感を失ってしまう事で世界観を壊してしまわないかどうしても抵抗があったりはします。

 

例えて言うならば、ラーメンとコーヒーを一緒に食すようなもの?(これ極端か..)

んー、やはり合わないかな.. ラーメンには麦茶でしょ!(笑)

 

話が逸れました(^^;

海外のアート市場ではそのほとんどがミクストメディアが主流となりつつあるようなので、この先10年以内には日本のアート市場でもミクストメディアが主流になっているものだと思います。

流行に敏感な人はすでにミクストメディアを取り入れていますし、知人の作家さんらもミクストメディアで作品を発表している方もチラホラといます。

 

そう言った中純粋に油絵なら油絵。水彩画なら水彩画といった純粋な作風というものが生き残っていくには余程の技術や発想力といったものを駆使し、ミクストメディアに負けない程のものを作り上げていく必要があるのかもしれません。

 

個人的に僕が好きな作家さんである池田学さんはペン一本で独自の世界観を作り上げている方です。

彼は大学卒業後、一貫してペンを使った細密描写をしており、その技術 ・ 発想力は他の追従を許さない程。

池田さんの影響もあってか、最近はボールペンや水性のインクを用いて作品を手掛ける事が多いです。

 

とはいえ、今後現代アートの土俵で既存の技法のみで勝負をしていくのであれば、池田さん並の技術を持ち合わせなくてはなりませんね。。

また、短期間でチャチャっと描いたような画風も基本的には難しいとの事。(ピカソぐらいの知名度があれば現代でも通用するものかもしれませんが)

やっぱりそれなりに手間暇をかけて制作したものであったり、それに追従する表現技法や新たな思考が必要不可欠になってくるものだと思えてしまいます。

 

現代アートの土俵で戦う事だけが表現活動では無い

現代アートは一つの文化として成立していますが、結局のところその文脈に乗りながら活動するのか、はたまた独自の路線を追求していくかを選ぶのかは自分次第という事になってきます。

今ではSNSやブログなど、作品を発表していく媒体はいたる所にありますので、そういった媒体を通じて好きで表現活動をしていく事も当然アリな考え方ではあります。

 

徐々に人気が出てきたら個展などを開くなどをして、様々な方の目に触れるようなものとして活動していく事だって十分可能ですよね。

最近だとYouTubeなどで人気が出てヤフーニュースで取り上げられてたちまち人気が出たという方もいるくらいですからね。

 

個展を開くにしても良い宣伝効果になったでしょうに、何が起こるか分からない時代ではありますよね。

 

まとめ

現時点ではミクストメディアに挑戦していくという考えは今のところありません。

今後しばらくはモノクロ、あるいはペンでの描写で制作を続けていきたいと思います。

 

また、最近は立体作品もちょっとずつ手を進めているため、それはそれで同時進行で進めていけたら良いなと思っております。

それらを複合させていくかどうかは…今のところ考えてはいないといった所ですかね。。

 

 

PS.

現在Facebookページに作品をアップしたり、展示会の告知等をしております。

 

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作品数がまだまだ少なかったりしますが、気に入って下されば『いいね!』ボタンを押してもらえるとうれしいですm(_ _)m

 

 

 

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