2017/03/12

芸大・美大生に言ってはいけない言葉。言っても良い言葉

 
蛇

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【この記事の所用時間:約 9 分】

 

主に独断と偏見によるものではありますが、
もしあなたが芸大・美大出身の方の作品を作者がいる前で目の当たりにした際に、
なるべく気をつけてもらいたい事をまとめてみました。

芸大・美大生はプライドの塊のような方達です。
無下に相手をしてしまうと今後関わってもらえなくなる可能性もあるので注意しておきましょう。

特にデリケートでかつ自己啓示欲が強い方が多いので、
接し方には十分に気をつけておきたいところです。

接し方さえ間違わなければ彼らの手がけてきた作品やら才能の片鱗を快く見せてくれるので、
それが知りたいのであれば試しに参考にしてみてください。

 

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言ってはいけない言葉

 

へ〜。お上手ですね〜

この言葉は絵をほとんどかじった事の無い人であればついつい口から出てしまうであろうが、
その言葉は可能な限り口から発してはいけない。

なぜなら、絵が上手いのは当たり前だからである。
その他大勢の受験生を蹴落としてまで勝ち抜いてきた程の画力の持ち主に対してそれは失礼。
大学によっては倍率10〜20倍という難関をくぐり抜けて来た勝者達である。
そういった方々には敬意を持って言葉を選ばなくてはならないのである。

 

特に上のランクの芸大・美大の人に言ってはならない。
彼、彼女らはそれこそ何百枚、何千枚と血の滲むような努力をした後に栄光を勝ち取った者達である。
間違っても日本画や油絵などの専門的に絵を描く方々にその言葉を発してはいけない。
おそらく睨まれてしまうだろう。言ってしまった際に後悔するのはあなた自身だ。

 

 

ただし、美大の中でも絵を描く事がメインでない学科の人もいる。
例えば、芸術学科(略して芸学)の方々。

芸学の方は主に学術的に美術を学んでいくため、教職をとるという意味でも
その学科を選ぶ人もいる。

その場合、実技よりも学科の方のウエイトの方が高いため、
大学受験で実技面の要求水準はそれほど高くないのである。
ちなみに、現役で合格する人も多い。

そう言った方々に対してはさほどおとがめが無いと言った所であろう。
ただし、試験科目には実技も含まれてはいるため、
内心は分かり得ないのでもし発言するのであれば自己責任で..

 

これ作るの大変でした?

制作にラクな作業というものはない。
寝ていない自慢をする事がある種のステータスとも成り代わっている美大生ではあるものの
大変だという事に関しては避けて通れないのである。

夜通し作業をすることもしばしばなので、相応の疲労感というものもある。
もし言うのであれば「スゴいですね」や「お疲れさまでした」などと
添えておいた方が無難である。

 

これはすばらしいですね。

褒められる事に関しては嫌な思いをする人はそんなにいないだろう。
しかし、それは時と場合によっては逆の意味として捉えられてしまう可能性もなきにしもあらずである。

たとえば、理想が高い美大生なんかはそうだ。
自分のイメージが先行しているにも関わらず、実力がそこまで追いついていないといった場合。
端から見たら良い出来ではあるものの、
本人にとってはそのまま火を放って燃やしてしまいたい作品であったりもする。

 

その場合、なんとなく不完全燃焼感が見られるものであるものが大半ではあるが、
時々その基準が良くわからない人もいたりする。

それほど悪いっていう言葉ではないが、
それなりに作品の様子を見てから発した方が無難だろう。

すばらしいと思うのであればそれなりに具体的な部分を聞いてみた方が良い。
その人なりのこだわりもあるので、上手い具合に指摘出来ればむしろ
喜んで作品について語り出してもらえるだろう。

 

とりあえず何か描いてみて

言語道断。
お前が描いてみろ。

..と思われてしまうので注意が必要。

 

◯◯美術大学に通っているんですか?

このケースはその人が美大生という事を認識しているという前提での話。

いきなりこういう事を聞く人はあまりいう人はいないと思うが、
美大にも学校によってはライバル意識を持っているのである。
一般の大学なんかでは早慶(早稲田・慶応)などというものがそれにあたるのだろう。

一発でその人の出身大学が当てはまれば問題は無いが、
特にライバル意識を持っている大学と間違われてしまったら
顔には出さないものの、内心怒りが込み上げているのである。

ちなみにこれは体験談。

 

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言っても良い言葉

これ作るのにどれくらい時間がかかりましたか?

大変さについて聞く事はややタブーではあるものの、時間に関してはそう大したお咎めはない。
なぜなら、美大生の中では一週間家に籠りっきりで制作に取り組む人も少なくないからである。

そういった場合、他のものに目もくれずに一心不乱に制作をする時間というものは
とても充実している時間でもあったりもする。

 

なんというか、

 

かけた時間=作品にかけるエネルギー

とも言えるため、それだけ思い入れも多いものである。

完成を求めたらキリがないという事はあるものの、
自己表現の延長として考えていった際に比例して時間はどうしてもかかってしまうのである。

プロの作家となると一つの絵に1、2年かけて描く場合もあるため、
あながち悪いという事もないだろう。

 

これは◯◯で描いたんですかね?(◯◯は画材の種類)

美大生の中には道具にこだわりを持つ人もいる。
そういった方には使用した画材等について聞かれる事はうれしかったりもする。

例えば、テンペラ画という技法は絵を描く際に卵の黄身を油と混ぜて描くというもの。
僕は油彩画に関してはあまり触れた事の無いジャンルであったので、
興味があり、専門の人に聞いてみたら面白いように語ってくれた。
中々マニアックな事を聞いてくれる人というのは貴重でうれしいのである。

他にも、その道具でなければ作品が成り立たないという場合。
画材やら道具がそのままコンセプトとなってしまうケースもたくさんあるので、
そういったものに興味を持って聞いてみると案外楽しそうに話してくれたりもする。

 

良くわからないです

中にはどう解釈をしていいのかわからない作品も見受けられる。

作品のコンセプトやら説明やらを出来てこそ一流のアーティストとなり得てくるのだが、
それが一般人には理解がし辛い部分があるので、理解に苦しむ事になる。
そういった場合は素直に聞いてみると案外すんなりと答えてくれたりもする。

作品には作者の思いがストレートに反映されてしまう為、
理解に苦しむ作品というものも当然である。

 

時々そう言われるのを「待ってました!」と言わんばかりに反応してくれる人もいる。
抽象的で分かり辛い表現を「敢えて」表現している場合、なにかしら聞いてもらいたいのである。

そういう人はむしろ聞かれないと寂しい思いをしてしまうので
その場合は出来れば聞いてあげると良いのかもしれない。

 

ちなみにその言葉を聞くポイントはある。

それは理解は出来ないものの、感覚的に第一印象で目を引く作品の場合。
もちろん人によるものではあるが、そこに共感が生まれるのであろう。

 

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無難な言葉

この絵好きです

自分に対して好意を持っている人に対してそれほど無下に扱う人はいないだろう。
それは絵描きにもいえる事で、常識的な人であればまずまずといった反応を示すだろう。

 

コンセプトはなんですか?

美術大学に入学してきた程の実力の持ち主の方々なので、それなりにポテンシャルも高い。

大学では「講評」というシステムがあり、自分の自己実現の為に作り上げた作品を
他者(教授やら学生やら)に品評会をしてもらうようなものだ。

いわゆる「プレゼン」と言い換えたら分かりやすいだろう。
それによって自己の中で完結するはずであった作品に他者が介在してくる事によって
その狭間で作者は苦しむ事となる。

しかしながら、作家として生きていく為にはそこは避けては通れないので、
涙ながらにプレゼンをする人もよくいるのである。

そうやって回数を重ねていくごとに徐々に鋼の心臓を手に入れていくため、
それによって作品にも磨きがかかってくるのである。

一般の方に訪ねられる事は訓練の一つとして捉えられてもらえるので、
聞かれれば答えないという人はいないだろう。

ただし、場合によっては一時間くらい話してしまう人もいるのでそこは注意しておこう。

 

うわ、すげぇ..

芸術というものは良くも悪くも人の心を動かす事が出来れば
それは作者にとってしてやったりの事だろう。

特に頭で考えるよりも先に口から出てしまう言葉は本音に近い。
こういった感嘆詞に近い言葉はコメントをするまでもないものの、
少なくとも悪い気はするものではないので問題は無い。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

芸術系の大学の学生らの多くは日夜制作に励んでおります。
それは良い事もあれば悪い事もあります。
むしろ上手くいかなくて悔しい思いをした回数の方が多いのかもしれませんね。

 

芸術系の学生らは良くも悪くも純粋な方々ですので、接し方が難しいかもしれませんが、
そこは温かい目で見てもらえれば良いかなと思います。

彼らも制作に真面目に取り組んでいるからこそ気難しい性格と捉えられがちな事もあるので
気をつけてもらえればなと思います。

 

他にも、仕事やら日常生活やらで芸術系の学生らとの関わりを持つようになった場合、
少しでも参考になればと思い、記事にまとめてみました。

 

 

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