あなたはブラックフライデーという言葉をご存知でしょうか?
「ブラックマンデーなら聞いた事がある」という方も居るかと思われますが、ブラックフライデーという言葉はあまり聞き慣れない言葉でもあるかもしれません。
僕自身、普段利用しているAmazonのセールイベントで最近知ったくらいなので、正直聞いたことありませんでした。^^;
日本に住んでいる人にはあまり馴染みのない言葉なのかなと、思ってしまいます。
そこで、ブラックフライデーについて調べてみたことを個人的にまとめてみました。
最近よく耳にする機会が増えてきたので、もしかしたら今後も定着するようなものになってくるかもしれませんね。
ブラックフライデーとは?
「ブラック」って聞くと、正直あまり良い意味には聞こえないですよね。
例えばブラックマンデーやブラック企業など、「ブラック」という言葉の響き自体がダークというか、ネガティブな印象を受けやすいかもしれません。
元々ブラックフライデーとはアメリカ発祥の言葉で、祝日となるサンクスギビングデー(感謝祭の事)となる11月の第四木曜日の翌日、金曜日に行われる大セールの事でした。
このイベント自体1961年ごろからフィラデルフィアで始まったものなので、比較的新しい言葉でもあるみたいですね。
ブラックフライデーの言葉の由来
この言葉は、その当時の警察が名付けたものとなっています。
その理由というのは、この日に店の外に押し寄せた消費者の数があまりにも多く、その結果、事故や万引きといった犯罪行為が増え、警察の仕事量が増える日でもありました。
店の前に溢れかえった人々はまるで巨大な黒の塊となって押し寄せてくるため、この言葉には現場の警察の方々の苦労が集約されているようにも思えてしまいます。
この時点では現代の「ブラック企業」といった言葉のようなネガティブな言葉として通じるところがありますね。。
それに警察だけでなく、お店の従業員側の立場からしてもこの日だけはシフトを外したいと思ってしまうかもしれません。
実際に、ブラックフライデーになると病欠で休む店員が増えたという事もあり、まさにブラックであると言えるでしょう。
企業側からすればポジティブな意味合いも
一方で、小売業の側からすれば黒字となる金曜日でもあるため、ポジティブな意味として使われている言葉でもあります。
(アメリカでも黒字の事を「ブラック」として使われてます)
ただ、当初はそのように名付けられたため小売店側にも不評だった為、ブラックフライデーの代わりに「ビックフライデー」という言葉が用いられていたようですね。
その為、ブラックフライデー以前は一般的にビックフライデーとして使われていました。
とはいえ、結果的にビックフライデーという言葉が定着する事は無くなってしまいましたが、ポジティブなイメージだけが残り、元のブラックフライデーという言葉としてその後定着する事となりました。
今では黒字という意味合いが強くなってきた為、特に企業側からすればポジティブな意味合いが浸透してきているようですね。
まとめ
近年ではクリスマス商戦と連動させ、消費が伸び悩むこの時期に定着させたいと思っている企業の思惑もあるのかもしれません。
特に11月は年末商戦を控えて売り上げが伸び悩むという事もあり、消費喚起を狙っていきたいという所もあるのでしょうね。
消費者の財布のひもが固くなるこの時期、企業もあの手この手を画策している様子がうかがえます。
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