連日のようにニュースではいじめやパワハラ、あるいはセクハラなどといった事件が報道されていますね。
SNSが普及する事によって情報の伝達手段も増えたという事もあるとは思いますが、ネットが今ほど発達していなかった時代と比べ得るとここまで話題に上がる事も無かった事だと思います。
そもそも、「パワハラ」だと問題視されるようになったのは、個人的にはここ数年から5年くらい前のイメージでいます。
もちろん、それ以前からもこれらの問題は表面的には出てこなかったものの、いたる所で横行していたものでもあったんでしょうね。
高度経済成長期の時代においては、今でいうパワハラが横行していてもさほど問題なかった事だったかもしれません。
経済も潤っており、働けば働く分だけ給料も上がった時代でもありました。
仕事で辛い思いをしてもこれから良くなるポジティブなイメージもあった事でしょう。
戦後、敗戦国として日本を立ち直そうとしてくれた先人達のどりょの甲斐もあって、日本はその後急成長を遂げ、先進国として世界的に名を連ねるようにもなる事となりました。
ですが、バブル経済が弾けてからは経済が停滞するようになり、働けども給料は上がらず、将来の希望を持てなくなってしまう事となりました。
にも関わらず古い体制だけが残り、それが今日の陰湿ないじめやパワハラとして問題視されるようにもなりましたね。
この記事では、いじめやパワハラを感じた際の防衛手段をまとめてみました。
あなたにとって今後の生き方の参考になる箇所がありましたら幸いです。
真面目な人ほど被害者に..
「真面目」という言葉は本来、日本人にとっては美徳とされてきました。
与えられた業務をキチンとこなすという事はその人の評価にも繋がりますし、信頼にも繋がっていきますからね。
我慢強く、理不尽な仕打ちにも耐え忍ぶことが出来る従順さや素直さというのは、経営者側からしてみればこれほど都合の良い人材というのはいない事でしょう。
しかし、逆を言ってしまえば指示された事を素直に遂行する反面、自分の意志が弱く、人から良いように使われてしまう事にもなってしまいます。
ですので真面目な事を良い事に好き勝手使われる前に、自分の意思を持つ事が肝心な事であります。
自分が壊される前に逃げる事は恥ではない
会社の上司からパワハラを受けるなど、肉体的・精神的な苦痛を感じてしまい心身に影響を及ぼす程であれば、その組織に居続ける必要はありません。
自身の健康を損なうようであれば、そこから逃げるという事も考えておくと良いでしょう。
世の中には多種多様な仕事がありますので、今居る会社や組織に居座り続けるのではなく、転職や自身のスキルを活かして新たにビジネスをしていくといった選択肢もあります。
それによって少なからず出世に影響を及ぼしてしまう事もありますが、上手くいけばキャリアアップに繋がったり、収入を増やす事も出来る事もあるかもしれません。
また、もしそういったものがまだ見つかっていない場合、アルバイトや登録制の派遣で生活費をまかなっていくという事も出来ます。
しかし、「逃げる=恥」という意識が強いあまり、その会社に居続けるという選択をしてしまった場合、時間に比例して健康被害も積み重なっていく事となるでしょう。
一度損なった健康を元の状態に戻すまでに時間やお金といった労力もかかってしまいますし、場合によっては一生抱えてしまうものにもなり兼ねません。
そうなってしまう前に、自分の健康や将来の事を考え、それに適した選択をしていく必要があります。
「ヤバい!」と感じた時の対処法
真面目さを脱ぎ捨てる
上でも言いましたが、真面目な事というのは一見すると良いイメージを持たれますが、それはあくまでも雇う側からの視点であって、本人にとってのメリットはさほど無いように思えます。
与えられた仕事を忠実にこなす事は大事ですし、いち社会人である以上、信頼を構築していく上でも業務を誠実に行う事はとても大事な事ではあります。
しかし、責任感が強すぎるあまり全ての事を自分で抱え込んでしまったり、人知れず苦悩を抱えてしまう事が良いという事はありません。
時に息抜きをしたり、自分の許容範囲を超えるような仕事が立て続けに続くようであれば、人に仕事を回したり外注に出すといったやり方もあります。
選択肢を増やす
いじめやパワハラといったものは組織に属する以上、避けて通れない問題であるのかもしれません。
連日のように大企業をはじめ、日本中に蔓延するブラック企業の実態が世の中に明るみにされています。
最近では、電通の新人社員の女性が過労死で亡くなった事は記憶に新しいかもしれませんね。
憧れだった一流企業に入社する事が出来、誇らしく仕事に打ち込み、プライドや責任感も強かった事だと思います。
しかし結果的に最悪の事態を迎える事となってしまった事で、世の中に明るみに出る事となりました。
これは大企業である事のインパクトによって世の中に明るみにされましたが、この事件はまだ氷山の一角に過ぎない事でしょう。
このような悲劇を自身や周囲の人の身にも起きぬよう、前もって気に掛けるか自衛していけるかが肝心なところではあります。
今いる組織や会社がそのようなブラック企業の傾向が見られるようであれば、その場に居続けるだけでなく、選択肢を広げていけるような視野を持つ事が大切ですね。
ところで最近では副業を認める会社が増えてきており、最近行われた朝日新聞の調査では、主要100社に聞いたところその4割が「副業を認めている」という回答をしたそうです。
今のご時世では給料も上げる事が出来ず、企業側も苦肉の策であるという風に伺えます。
終身雇用が失われつつある以上、それは今後も増加していく事と予測する事が出来ますね。
ですので会社に依存することなく、自ら「稼ぐ」力を身に付けていくという事が今後を生きていくのに必要なスキルとなります。
たとえば、副業として出来る事は以下のような事が挙げられます。
・派遣、アルバイトを探す
・不要品を売る
・ネットで稼ぐ
・FXや株式投資
・趣味をお金に換える
登録制の派遣やアルバイトなど、働いた分だけ時給が発生するものもありますが、今やネットがあればサービスの売り買いをする事が容易になっていますので、自身のスキルを活かして収入に繋げていく事も可能です。
まずは手始めに個人でも出来る事から始めてみると良いですね。
自分の好きな事や生きがいを見つける
生きがいや趣味を持つだけでも人生を充実させることが出来るようになります。
その対象が人によっては恋人や家族であったり、あるいは一人で黙々と出来るものでもあったりするでしょう。
日々の充実感が得られるようになると生活にもメリハリを付けられますし、良い気分転換にもなりますね。
まとめ
人間にとって深い悩みというのは大きく分けて「お金」や「人間関係」、あるいは「健康」といったものでしょう。
仕事をしてお金を得る事は生きる上で必要不可欠ですが、それによって苦痛を感じてしまうようであれば今一度考えなおしてみると良いかもしれませんね。
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