今回はパンダをデッサンしました。
A4サイズの紙に、目安としては2〜3時間で仕上げる事を目標に描きます。
パンダは白黒はっきりとしているので描き分ける事が他の動物と比べるとそう大して難しくはありません。
敢えて言うとすれば、白い毛の部分の影の付け方を気をつけながら描いていく事で攻略していく事が出来るでしょう。
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画像解説
パンダは毛皮で覆われている為、モコモコとした質感をイメージしながらデッサンをしました。
実際には動物園の飼育員で無い限り触れる事が出来ませんが、代用として羊などの触れ合いが出来る動物などで触感を確認します。
大まかな形を取る
この段階では正確な形ではなくとも構いません。
なぜなら、毛で覆われている生き物を描く際は実際のものよりも気持ちしぼみ気味に形を捉えてしまう傾向があるためです。
また、動物に限らずともその他のモチーフでも言える事なので意識をしておきましょう。
やや修正を加えました。
一発で不自然無く形を捉える事が出来るのであればそれに越した事はありませんが、熟練した方ですら一度で当てはめる事は難しいです。
始めは気負いすぎずに後々修正していく事を視野に入れながら大まかに形を捉えられるような心構えでいましょう。
なお、この段階で毛並みのモコモコとした触感を線で描いておく事が理想的です。
ついでにパンダの特徴である白と黒の模様をやんわりと描いていきます。
白い毛の部分の陰影
基本的にはデッサンは塗り残し無いように描く事が一般的です。
仮にパンダのように毛が白い動物だとしても光を当てる事で影の陰影が付く事になります。そのため、影の部分を追いかけながら鉛筆を少しずつ重ねていきます。
ただし塗り過ぎてしまうと毛の白さが損なわれてしまうため、イメージとしては薄いH系〜HBなどの鉛筆で色を塗ります。
また逆に、黒い毛の部分をより濃く強調させる事で白を浮き出たせるという方法もあります。
少しずつ輪郭を目だたなくしていくように塗り進めていきます。
なぜなら、自然界には輪郭というものが存在しないからです。
とりわけデッサンは陰影を追いかける作業とも言い換えられるので、注意を払いつつも塗り進めていきます。
徐々に出来上がってきましたのであとは細かい部分を塗りつつ、やや明暗バランスがおかしい部分に手を加えていきながらデッサンをしていきます。
この際に練り消しやガーゼなどで面を整えておくと良いでしょう。
徐々に完成に近づいてきました。
あとはなるべく絵を壊さずに自分が理想とする完成図をイメージしながら描き込んでいきます。
毛並みの感じやパンダの可愛らしさなんかを損なわないようにしていきましょう。
完成
パンダは全体的に毛で覆われている為、フワフワとした感触を大事にしながらデッサンをしていく事で描く事が出来ます。
表面的には白い毛と黒い毛で覆われているため、鉛筆デッサンをする際は色を描き分けつつ影となる部分に意識をしていければそれほど難しい動物ではありません。
最低限、毛色の違いを描き分ける事でパンダの特徴を捉える事が出来るため、あとは基本となるデッサンを心がけていく事で徐々に描いていく事が出来るでしょう。
まとめ
動物を描く際は得手不得手があるかもしれません。それに関しては人による所もあるので一概には言い切れません。
人によっては工業製品などのカリッとした表情が得意であったり、粘土のようなヌメッとした触感を描く事が得意だという人もいます。
今回はある意味でのサンプルとしてパンダを描きましたが、自分はどのモチーフを描く事が得意で、どのモチーフが苦手なのか、それを自身で理解してもらうよう、この記事を作成しました。
この記事があなたの今後の制作に役立ててもらえると幸いです。
デッサンのはじめ方まとめ
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