誰しも初めての事に関しては恐怖心を持たずにはいられません。
失敗の許される若い時ならまだしも、年を取るに連れて冒険をする事に抵抗を感じてしまいます。
「いつかはやってみようと思っていたけど、踏ん切りがつかない」
「やろうとは思っていたけれど人から何か言われたら嫌だ」
など、興味はあるものの手つかずな状態が続いてしまって、結果何もしないまま時間だけが過ぎてしまう結果になりがちです。
今回は絵を描きたいけどもなんとなく踏ん切りが付かずに悶々としている方向けの記事を書きました。
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まずは下手でもいいから楽しめるように描いてみる
始めから絵が上手い人は世界を見渡しても数えるくらいしか存在しないでしょう。中には才能と呼べる人もいますが、そういう人は極一部の人だけです。
たとえば、このセルビアに住む11歳の少年などは天性の才能の持ち主だと言えます。
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52161549.html
(記事は2014年のものです)
ただ、そういった方々も才能を伸ばす努力を怠っていればただの人になりかねないので本当の意味での才能というのは続けられる事になってくるのでしょうね。
もちろん、絵の道に進みたいというのであれば才能は必須ではありますが、そうではなく、技術を学ぶだけであれば一日10分でも練習していければそれなりに人に見せられるような絵を描く事が出来ると思っています。
特に今の時代は絵に限らずともCGの技術やら、ネットに転がっている画像なんかでも相当クオリティが高いです。
そういったものを何気なく見ているだけでも自ずと目が肥えてくると思うんですね。
あとは理屈を学んでそれをアウトプットしていく練習をしていくだけで見違える程デッサンが上達するものだと思っています。
僕は絵が下手な人は世の中のものに関心を持っていないだけか、自分で苦手意識を持っているだけの事だと思っています。
時々「自分は絵を見る事が専門」という人もいますが、自分で絵を描けるようになる事の方が楽しいのかなと個人的には思います。
始めから上手く描こうとしても描けないのが普通ですので、それならば下手なりにでも楽しみながら描いた方が面白いです。
そもそも失敗というものは無いと思う事
人は失敗を極端に嫌うと言うか、避ける傾向があるようなんですね。
実際に起こりえない事をあれこれと想定しては身動きが取れない状態まで自らを追い込んでしまいます。
実際にはそれほど事態は悪いものではないのにも関わらず、マイナスな面を人はどうしても見てしまいがちです。
失敗ではなく、考えを巡らせるためのプロセス
そのように考えておいた方が建設的ではあります。
色んな絵の模写をしてみる
やっぱり何といってもスキルを高めていく為には模写をするのが一番速く上達するにはもってこいかなと思います。
好きな漫画の一ページなり、アーティストの作品を真似てみたり。まずは真似から始める事が必要不可欠な事です。
人知れずこっそりと練習する
人に見せる事に抵抗を感じるのであればわざわざ人に見せる必要はありません。それよりも、実際に自分で描いてみて満足値を上げていく事で自信をつける事ができるでしょう。
ただ、自分の絵だけだとどうしても限界が来てしまうので、参考になる人の絵を見たりしながらインプットしていく作業を怠らないようにはしておきたい所です。
学ぶ姿勢があるのであれば退屈せずに色んなものを見て回る事も出来ますし、ネットで検索すれば無料でスゴい画像がゴロゴロと転がっています。
「自分でも描けそうだ!」
という感覚が割と大事なもので、実際に手を動かしていく事によって自分の身にもなってきますね。
普段から気心の許せる友人・知人だけに見せる
少しずつ絵が上達してきたと思えるようになれば普段から仲が良い友達なんかに描いた絵を見せてみてはいかがでしょうか?
と言っても、友達の全部が全部絵に興味があるとは限りませんが、何かしら後押しをしてもらいやすい存在ではあります。
一つの一般的な意見として受け止める事も出来るのでいかがでしょうか?
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それなりに評価を得て自信が付いてきたらネットで公表してみる
ややハードルが上がってきますが、ある程度実力が付いてきたらSNSなどで公表してみると良いと思います。
不特定多数の人に見てもらう事で、様々な人の意見を聞く事が出来るでしょう。
一方で、時には批判される事もあるかもしれません。それに全ての人が自分が描いた絵を受け入れてくれる程世の中は甘くはありません。
中には厳しい意見を言ってくる人もいるかもしれませんが、人格否定など余程のものでない限り意見を貰う事は自身の成長の糧となってくるでしょう。
僕自身、以前ツイッターで公表した所、辛辣な言葉を貰った事があります。
その時はツイッターを二度とやらないと思う程落ち込みましたが、それでも絵を描く事自体は好きな事だったので場所を変えてブログやイラスト専門のFacebookなどに投稿する事にしました。
すると、少しずつではありますが「いいね」を押してくれる人や、コメントをしてくれる人が表れてきたのでそれが励みとなっています。
自分よりも上手な人と言葉を交わしてみる
自分の中で完結してしまうと成長が止まってしまう恐れがあります。
独学でやる事である程度の上達は見受けられるものの、やはりそれだけだと限界というものが見えてきてしまいます。
そんな時は出来る範囲で良いので自分よりも先に進んでいる人と交流してみる事が良いかもしれません。
僕がおススメするのはFacebookでの絵やイラストのコミュニティに所属し、そこで絵が上手い人の投稿にコメントを残してみる事です。
狙い目としては、素人からプロ級の人まで参加している活気のあるコミュニティが望ましいです。
色んな作品を目にする事が出来ますし、気楽に交流が出来る事もメリットになってきます。
Facebookは実名登録ですので余程の事が無い限り批判をする人は少ないので胸を借りるつもりで交流をしていければ助言を頂ける事もあります。
絵画教室や専門学校に通ってみる
自分という箱の中での訓練よりも実際に足を運んで見ると沢山の刺激を受ける事が出来ます。
通信講座などでも一定基準の実力を養う事が出来ますが、生の体験をする事で得られるものというのは貴重なものです。
ただし、デメリットとしては場所が限定されてしまう所です。
それなりの絵画教室なり通うとなると都心に集中してしまいますし、地方の人にとっては通う事が難しいかもしれません。
水彩画教室ではありますが、デッサンを勉強するうえでちょうどよい通信講座があります。
一長一短ではありますが、可能であれば実際に足を運んでみるも良し。
趣味で続けるのであれば通信講座などでも、十分に得られるものはあるはずです。
自分の絵について語れるようにする
絵がそれなりに描けるようになってくると作品に対する思い入れも出てきます。時間をかけて取り組んだものや、なんとなく上手くいったものまで様々なものがあるでしょう。
そんな時は自分の絵についての思いを言葉で語れると良いかもしれません。
なにも、コンセプトやら制作過程をつぶさに語る必要はないので気軽に言える範囲で語れれば良いと思います。
自分の絵を必要としてくれる人を探す
自分の絵を人に見せていく事で中には気に入ってくれる人も出てくると思います。
時にそれが仕事の依頼に繋がったりする事もあるのでやりながら見つけていく事もアリだと思います。
人に自分の絵を必要とされる事はうれしくもあり、少々恥ずかしくもあるのでしょうね。
でも、やっぱり人に必要とされる感覚はうれしい事なので、それだけでも価値のあるものになってくると思います。
まとめ
絵に正解はありませんし、それこそ人の数だけ正解があるのだと思います。
その人が体験した事や思いなどが反映され易いものでもあるので共感してくれる人がいるとどこか安心感へと繋がってくる事が出来るでしょう。
始めから上手く描ける人は一部を除いてそうそうはいませんので、自分のペースでもって自分の目指す描き方を模索していきましょう。
それが絵を描く醍醐味でもあるのだと思っています。
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