夢を持つ事は良い事ですし、それ自体が生きる上での原動力にもなっていきます。
それに、夢を追っている人には相応の魅力がありますし、それゆえ惹きつけられる人も少なからずいるはずです。あなたの周囲にもそう言った人はいませんか?
人生一度きりという事もありますし、生活の為に好きでもない仕事を一生やり続けるよりもやりがいのある事に挑戦し続ける人生の方が良いという人はまぁいるでしょう。
作家に限らずお笑い芸人であったりプロを目指すスポーツ選手であったりと、一般的に言えば下積み時代の方が長く売れない時期の方が長いにもかかわらず、いつか花開く事を夢見ています。
しかし当の本人らは夢がある分それが苦であるとはさほど感じておらず、ある意味清々しさを感じているようにも思えます。
僕自身、自分を含めて活動している知人の作家さんであったり、業種は違えど夢を追いかけている人を見てきましたが、やりたい事をやっている or 目指している人というのはそれなりに苦労があるものの皆楽しそうにイキイキしているようにも見えます。
確かにその人にしか分かり得ない苦労や辛い経験を抱えているのかもしれませんが、同じ苦労でも自分が好きでやっている事の方が数段良いですからね。
とはいえ、現実問題それでやっていける保証はありませんし、ごく一部の強運の持ち主を除いてしまえば食べるのに困ってしまうような時期を経験してしまうかもしれません。
例に挙げるとすれば、今でこそ世界的に有名な画家ではありますが、ゴッホは生前に売れた絵は一枚とされており、画家を目指してからというものの定職に就いておらずもっぱら弟のテオからの仕送りが生活の術であったとされています。
才能が開花するどころか、画家とは言え売れていないのであれば『自称画家』となってしまうので、半ばニートと呼ばれてしまうような人生と言ってしまっても傍から見てそう思われても仕方の無い事かもしれません。
この記事では、夢を追いつつも主に経済面・メンタル面において必要だと個人的に思う事をまとめました。
夢を追う事は大切な事ではありますが、今の時代はゴッホが生きた時代とは異なり、インターネットという通信手段が発達しています。
制作や練習に必要な時間の確保をしつつも収入を得るためにも、コレら文明の利器を上手く使って夢を叶えていきたいですよね。
アルバイトなどで生計を立てる事
お笑い芸人のエピソードを聞いていると、アルバイトをしながら下積みをしていたという話を聞く事がよくあります。
夢を追う事自体は良い事ではあるかもしれませんが、一方で売れない時期であるにも関わらず生活をしていくためにもある程度の収入を確保しておく必要がありますし、食べていく事すらままならなくなります。
やはり大半は食べていくだけでもギリギリの生活の人の割合の方が多い事でしょうし、誰かしら応援してくれて支えてくれる人でもいない限りは自分でどうにかしていかなくてはなりませんからね。
そんな時、余程の蓄えでもない限りアルバイトなどで生計を立てていく必要が出てきます。


今はブログ等の収入が主ではありますが、上のバナー広告などのようにネットから応募できるアルバイトサイトを以前使っていました。
最短1日で出来るバイトや、中・長期働ける仕事もありますので、自分の希望に合わせてアルバイトサイトを活用してみると効率よく収入を得る事が出来ます。
ブログなど、収入の柱となるものを増やす事
アルバイトなどで生計を立てていく事も必要ではありますが、かといってアルバイトに精を出し過ぎると作業時間であったり練習時間が削られてしまうなど、本末転倒な事態へと発展しかねません。
せっかく頑張っているにもかかわらず練習・作業時間を確保出来ないという理由で仮にアルバイトを辞めてしまった途端、その時点から来月に振り込まれる給料はゼロになってしまいます。
一方でブログを書いて広告収入を得るなどによって、ある程度の検索エンジンに強くなれば仮に自分が働かなくても収入を得る事も可能です。
ただし、月に数千円の収入を得られるようになる為には場合によって半年以上かかってしまう可能性も十分ありえます。
僕自身に関して言えば、ブログからの収入は半年間ほぼゼロに近いの状態でしたし。。
今でこそ学生時代のアルバイト程度の収入を得る事が出来ているものの、ここに至るまでに1年半は継続して取り組む必要があると思っています。
中にはブログを書くモチベーションが続かず、途中で辞めてしまった人を何人も見てきてしまいましたが、それでも諦めずに続けていければ花が開いてきます。
ブログに限らずYouTubeに動画をアップして広告収入を得るのも良いでしょうし、サイトを作ってモノを作ってネットで販売する事も出来ます。
例えばココナラであれば手数料は高く取られてしまうものの、自分の得意なものや趣味の延長で培ってきたモノ ・ サービスをネット上で販売する事が出来ます。

イラストや自分の得意なものをなど、強みがあるとそれが商品になっていきます。
結果が出るまで諦めずに頑張りましょう!
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モチベーションを保てるようにする事
モチベーションをいかに保てるかどうかという事は、活動を続けていく上でとても重要な事です。
仮に実力が伴っていない内でもやる気さえあれば寝食忘れて取り組んでいるような事もありますし、それだけ自分が楽しめるような事だと感じていればモチベーションも持続する事でしょう。
しかし、ふとした瞬間に意欲が下がってしまう事もあります。
「このままで将来売れるのだろうか?」
「同期は順調に成功しているのに自分は..」
「同年代は結婚して家庭を持っているのに自分は何をやっているのだろう?」
など。
世の中全体を見渡せば家庭を選んでいる人の方が大半であるにもかかわらず、自分の夢を優先させる人はどちらかと言えば少数派であるとも言えます。
確かに自分の夢の為であったり、自分の世界に浸っている時間と言うのは楽しく感じられるかもしれませんが、ふと周囲を見渡して比較してしまうような時はなんとも惨めな感情を抱く事にもなるでしょう。
そんな時、僕はモチベーションを保つという意味でも好きな漫画を読み返したりしてみる事でエネルギーを蓄える事にしています。
個人的にオススメは『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズですね。中でも第5部の『黄金の風』は名作中の名作だと思っています。

⇒ジョジョの奇妙な冒険(第5部) 黄金の風 文庫版 コミック 30-39巻セット (Amazon)
ジョジョシリーズが好きな方にとっては有名なシーンかもしれませんが、文庫本で言うと37巻の第3話目の冒頭に収録されているシーン。
主人公サイドのキャラクターが、かつて警察官として働いていた頃に殉職した同僚とのやり取りの場面は、個人的に印象に残っています。。
何もかも嫌になった時、自分は割と恵まれている方だと思う事
何かしらやりたい事や、叶えたい夢があってそれに向かっている人はそれだけでも幸せな所はあると思います。
世の中生活の為に好きでもない仕事をやって生計を立てている人も大勢いますし、僕自身お金の為だけに仕事をしていた頃の自分というのはあまり居心地の良いものではありませんでした。
とは言え、思うようにいかない事は多々ありますし、自分の意思とは違う方向に流れ着いてしまっているような事もあります。
そんな時、「なんで上手くいかないの!?」と、自分の思い通りにならなくてしょっちゅうイライラしてしまう事がありました。
(自分から見て)すんなりと人生が上手くいっているような人を見ては、嫉妬心を覚える事もあったくらいです。
なので僕の場合、そうやって何もかも嫌になって終いには自己嫌悪に陥ってしまった時は、小説『グレート・ギャツビー』の冒頭に書かれている一節を読み返すようにしています。

⇒グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー) (Amazon)
色んな方が翻訳されていますが、個人的には村上春樹訳の本を持っていますね。学生時代、大学の先輩がおススメしていたので、それがきっかけで当時購入してみました。
そこには、主人公の青年が年若いころに父親に諭された言葉を思い出す事から始まります。
「誰かのことを批判したくなったときには、こう考えるようにするんだよ」
「世間の全ての人がお前のように恵まれた条件を与えられたわけではない」
~本文冒頭部より一部抜粋~
この時父親はどういった意図でこのような事を言ったのかは明言されていませんが、主人公が解釈したものは割とあっさりとしてしまっていると言いますか、物事を一方向から見る事はあまり得策ではないのだと思わされます。
ある段階を経てしまうとそれが薄れてしまうと言いますか、これが大人になるにつれて必要な事なのかなぁと、思わされたりもしますかね。
この言葉によってどのように解釈をするかは人それぞれだと思いますが、批判する側もされる側も案外どちらも同じ人間なんだなと、個人的には思うようにしています。
グレート・ギャツビーは100年近く前の小説となるため、時代背景を追いかけたり、言葉の使いまわしなどでやや読みづらい部分もありますが、冒頭と結末を読み返すだけでも持ってて価値のある小説だと思っています。
それとついでにですが、数年前に『タイタニック』のレオナルド・ディカプリオが実写映画に出演していましたね。
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こちらは観た訳ではないので紹介だけになってしまいますが、現代風にアレンジがなされているようなので物語に入り込め易いかもしれません。
人と比較し過ぎず、楽しむことを忘れない事
自分が好きで取り組んできて、いつの間にかそれが生き甲斐となり将来の夢として育まれてくるものでもあります。
とはいえ、それが自分の世界、あるいは自分を取り巻く狭い範囲での世界では楽しむことが出来ていたものの、知識・経験を踏まえていくほどに上には上がいるのだという風に思わされてしまいます。
そういったトップクラスの人と自分を見比べてみては、今の自分の実力をみると時として陳腐なようにも思えてしまったりもします。
特に僕がまだ受験生だった頃は横並びで実力を計られた為、嫌が応にも周りと比較してしまう環境にありました。
作品を並べてみた際、自分よりも上手い人の作品を見ては落ち込むことは何度もありましたし、今でもたまにFacebookのタイムラインに流れてくる活躍ぶりなどが目に入ると嫉妬する事もあります。
とはいえ、嫉妬しても自分にとってメリットが無いという風に思わされてしまうのがオチなので、結局のところそれによって自分自身を見失う事が何よりも滑稽なのかなと思えてしまう程です。
それならばなるべく人と比較するような事をせず、自分自身楽しめる事であったり、生き生きとできるような環境づくりをしていく事が何よりも自分が幸せになれる事なのかなとそう思えてしまいます。
人の事を見て参考にする事も大事ですが、嫉妬しない程度にほどほどに。それでもって自分自身が楽しめる事に取り組んでいく事が大切かなと思えてしまいます。
支えてくれる人に感謝する事
「人は1人では生きていけない」
などと、本来は当たり前の事かもしれませんが、自分自身で精一杯の時はなりふり構っている事すらままならない時もあります。
実際には頭では分かっているものの、何もかもうまくいかず自暴自棄になってしまう事もありますし、それゆえ視野も狭くなってきてしまう事もあるでしょう。
最悪、鬱にもなり得てしまいますし、ゼロから無限のものを生み出す作業というのはそれだけ精神力・労力・忍耐力が必要な事でもあります。
ただ、時々で良いので「自分は誰かに支えられている」という自覚を持つだけでもだいぶ見方が変わってきます。
案外自分だけの世界で凝り固まってしまう事によって物事が上手く運ばなかったりしますし、何かしら執着心を手放す事で見えてくる世界もあります。
こういった事は渦中に居る時には中々気づき得ない事なのかもしれませんが、割と大事な事なんじゃないかなと思っています。
夢を最後まで諦めない事
お金も気力も無い状態が続いてしまうと、いつしか夢見ていた頃の自分が霞んでしまう場面に遭遇してしまいます。
理想からは遠く、あたかも泥沼に足を取られて身動きがし辛く感じてしまう事もあるでしょうし、気づけばそのうち意欲も無くなってくる事でしょう。
少なからず周囲からの影響は大きいものであるかもしれませんが、それでもやはり始めたのは自分ですから自分が納得のいけるところまで目指していけたら良いですからね。
夢を追い求めるのも自分の意思によるものですが、反対に夢を諦めてしまう事も自分の意志で容易に出来てしまいます。
自分が何を求め、欲しているのか?
その欲求に従っていく事は必ずしも悪い事ではありません。
最終的に自身が願う夢を叶える事が出来た人は、夢が叶うまで自分自身を信じていけた人が到達できる地点であると言えます。
まとめ
夢を追いかける事もそうですが、何かしら一芸を極めていこうとする行為と言うのは傍から見たら羨望のまなざしで見られる事もあるかもしれませんが、当の本人にとっては必死の思いで、それこそ命がけで取り組むべき事であるとすら思えてしまいます。
よりによって自ら難しいと思われる道を進むには相応の覚悟が必要になってきますからね。
選んだのは自分。途中で諦めてしまったら後悔するのも自分。自分の可能性を信じてひたむきに突き進むのも自分。。
自分が選んだ道を難なく進める程上手くいかない事だらけかもしれませんが、自ら自発的に選んできた人生は最後まで自身で見届けられるようにしていきたいですね。